【万博MCレポート】セントビンセント&グレナディーン諸島編:音楽が国境を越える瞬間

9月25日、迎賓館で開催されたセントビンセントおよびグレナディーン諸島のレセプションで、バイリンガルMCを務めました。
各国の代表や関係者の方々が集まり、会場はとても華やかで温かい雰囲気に包まれていました。

この日のハイライトは、世界的にも有名なアーティストKevin Lyttleさんの登場。
代表曲「Turn Me On」が流れた瞬間、会場の空気がぱっと変わり、
「この曲、聞いたことある!」という声と笑顔が一気に広がりました。
みなさんがスマホを手に動画を撮りながらリズムに乗っていて、
その光景を見ているだけで、自然と笑顔になってしまいました。

レセプションの後、大臣がお声をかけてくださり、
なんとお国のピンバッチをプレゼントしてくださいました。
初めていただいたピンバッチで、本当に嬉しかったです。

そして今回は、初めてiPadで台本を読むことにも挑戦しました。
これまではずっと紙の台本でしたが、先輩MCの方々がiPadを使っていらっしゃるのを見て、
「私もやってみよう」と思い、思い切ってトライ。
台本は直前まで変更が入ることが多いので、データで受け取れるのはとても便利だと感じました。
まだ慣れない部分もありますが、これから少しずつ、自分らしく使いこなしていきたいです。

フォーマルな場での進行は、緊張感の中にも温かさを大切にしたい。
英語と日本語、どちらの言葉でも心が届くように、丁寧にマイクを握りました。

言葉も、音楽も、人の心をつなぐ力がある。
そんなことを改めて感じた、幸せな夜でした。

万博のお仕事も残すところあと1つとなりました。
いつも見上げていた大屋根階段や、ミャクミャクとのお別れが近づいているのは、少し寂しいです…。
でも、その分、最後の一日を心から大切に味わいたいと思います。