【万博MCレポート】パキスタン編:文化理解と臨機応変さから学んだMCの役割

先日、万博2025のナショナルデーホールで開催された、パキスタン・ナショナルデーイベントを、バイリンガルMCとして担当しました。

ステージでは、迫力あるダンスに加え、華やかなファッションショーも行われました。日本のデザイナーによる、パキスタンの絹と日本の着物を融合させた斬新で美しい衣装は、観客を大いに魅了しました。

一方で、パキスタンには「肌を見せない」という文化があるため、リハーサル中に急遽衣装を修正し、下にTシャツを重ねる対応がありました。こうした場面で、国ごとの文化背景を理解し、柔軟に対応することの大切さを改めて感じました。

進行中には少しハプニングもありましたが、終了後にはデザイナーとパキスタンの要人が笑顔で談笑されている姿を見て、心からホッとしました。大規模な国際イベントでは、限られた時間の中でリハーサルや打ち合わせが十分にできないことも多く、台本も当日ぎりぎりに完成することがあります。もちろんMCの力ではどうにもならない事もありますが、本番での急な変更に対応する力が、バイリンガルMCには欠かせないのだと痛感しました。

国際イベントは、多様な文化と価値観が交差する場です。その中で、MCは「進行役」以上に、文化を尊重しながら円滑な場をつくる役割を担っていると強く感じた一日でした。

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