【万博MCレポート】カンボジア編:静かな進行、その裏で求められた判断力

こんにちは、バイリンガルMCの佐々木理絵です。

7月5日、万博のカンボジア共和国ナショナルデーにて、バイリンガル司会を担当しました。
今回は文化的なパフォーマンスはなく、カンボジア副首相や日本の支援企業の社長によるスピーチなど、ビジネス色の強い式典でした。

全体としては落ち着いた雰囲気で、私も「盛り上げる」というより、語りかけるように進行するスタイルで臨みました。
ですが、見た目の静けさとは裏腹に、現場では瞬時の判断が何度も求められました。

台本に書かれている内容が必ずしも最新・正確とは限らないため、人名や社名などは必ず本人や関係者に確認をとること。
また、状況の変化に応じて、台本をそのまま読まずに言い回しを調整する判断力も必要でした。
たとえば、来賓が予定より早く登壇された場合、「これからご登壇されます」ではなく、「ただ今ご登壇いただきました」と言い換える方が自然です。

司会はただ原稿を読むだけの仕事ではありません。
常に周囲を見て、今この瞬間に最適な言葉を選び取る——
そんな現場対応力が問われる仕事なのだと、改めて実感した一日でした。

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